長女が不登校になったとき：⑤保健室登校へ
人生100年時代に必要なスキルは「忍耐を知ること」だと信じている私です。
長女は小学校6年生の2学期に不登校になりました。
今回は５回目のお話です。
長女は保健室登校ができるようになりました。
皆が登校をし終えて授業が始まったら長女は登校します。
皆が下校する前に長女は下校します。
運転手は私です。
長女は長い髪の状態で下を向いて車に乗り込みます。
長い髪が長女の表情を隠してくれます。
長女は助手席に乗ります。
すぐにシートを倒します。
最後まで倒します。
対向車には私一人の車のように見えます。
小学校までの車中は無言です。
小学校に着くと保健室まで
下を向いた状態で歩きます。
長女は足元を見て歩きます。
長い髪は長女の心を隠してくれます。
人気のない小学校の玄関を入っていきます。
とても悲しい後ろ姿、しかし、教室には入れなくても保健室までこれるようになったと喜ぶしかありません。
時間というものはだれにも平等に流れています。
このときは
こんなに
1日が
長くて
早いものだと
感じました。
小学校6年生の3学期です。
教室に戻れる切っ掛けがほしいです。
時間がありません。
長女は卒業式に出ることができるのでしょうか。
長女は今は専門学校に通っています。
少しずつ振り返ってきます。
