長女が不登校になったとき:③適応指導教室に通うか
人生100年時代に必要なスキルは「希望を持つこと」だと信じている私です。
どんなに悪いことが続いても
いつか良い日が来ると信じて頑張りましょうって言いますけど
そのときにはそんな言葉に反発心が芽生えたものでした。
長女の話をしたいと思います。
長女は小学校6年生の二学期に不登校になりました。
↓ ↓ ↓ 詳しいことはこの記事から始まります ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ 2つ目の記事です ↓ ↓ ↓
今回は3つ目になります。
不登校の悩み
長く学校を休むということは皆から遅れていくイメージがあります。
集団の中でしか体験できないことが長女にはできない。
いつしか長女は家族・親戚以外の人と話すことはなくなっていました。
近くに住む母の耳にも入るようになりました。
「なんで?」
心配する母の声
自分を責められているようで
そう聞かれることが本当に辛かった。
適応指導教室を紹介される
学校の先生とは家での様子を伝えて相談をしていました。
ある日
「適応指導教室」を紹介されました。
これは、学校に通えない生徒を別の教室で支援するものです。
同じように通えない子供たちがおり、ここに登校することで
授業が出席扱いとなります。
不登校になると昼夜逆転し、生活リズムが崩れるとよけいに学校に復帰が難しくなります。その中間の役目を果たしているそうです。
今の私たちは何かにすがるしかありませんでした。
夫と話して夫婦で相談に行くことにしました。
適応指導教室に連絡をすると
「まずはお母さんの気持ちを聞きますね。
それから別の日に旦那さんと来て下さい」と言われました。
夫の前で言いにくいことがあるということですよね(ないこともないですよ)
どこにそんな場所があるのだろう。
チラシを見てびっくり
身近なところにあるんだな~
電話で予約を取ってみました。
「入り口は反対になります」と言われました(だれにも合わない配慮がされています)
相談で伝えたこと
これまでの経過
今の子供の様子
私の気持ち
夫との会話
ある程度話したところで次回は夫と来ることになりました。
夫に話すと私任せという風にはならずにまずはホッとしました。
平日しか相談できないので休みを調整してもらうことになりました。
当日は適応指導教室の駐車場で待ち合わせをしました。
「奥様の気持ちは前回聞いたのですが、旦那さんの気持ちはどうでしょう?」
いろいろと質問をされていました。
夫は言葉を選びながら話しています。夫の気持ちも知りました。
私たちは学校に戻れるなら戻って欲しいと思っていました。
適応指導教室の先生は言いました。
「結論からいうと学校に戻れるだろう。
ただし、(不登校を)繰り返す可能性があります」
「旦那さんは、父親として壁になって欲しい。(長女が)何か間違ったことをすれば言うべき」と言われていました。
夫は黙って聞いていました。
長女の答え
相談の中で長女にここの存在を言うことになりました。
学校に通いたいというか
適応指導教室に通いたいというか。
家にいたいというか。
長女に言いました。
「・・・」
言葉は出ませんが表情が一瞬で硬くなります。
たわいもない会話は笑顔ですが、学校に行くことや
友達の事になると別人のようになります。
1度連れて行きました。
帰りの車の中で長女は窓の外を見ながら言いました。
「私の行くところじゃない」
どうするのだろう?
先が見えないままハンドルを握っていました。
長女は今は専門学校に通っています。
少しずつ振り返っていきます。